2012/12/27

『邯鄲の誓 始皇帝と戦った者たち』丸山天寿 感想

邯鄲の誓 始皇帝と戦った者たち邯鄲の誓 始皇帝と戦った者たち
(2012/11/29)
丸山 天寿

商品詳細を見る

主人公は張良の弟である順を主人公として
彼とその仲間達が始皇帝暗殺を狙うというお話。

物語は韓が秦に滅ぼされるところから始まり
趙も滅ぼされて荊軻の暗殺が失敗するまで。
主人公の活躍もないまま終わったと思ったら
どうやらシリーズ物の前日譚だったようです。

話としてはこれ一冊では物足りないかなぁ。
若い頃から頭脳明晰過ぎる張良の活躍や
荊軻の男らしさはかっこよかったですけど、
歴史をひっくり返すわけでもないですし。
武季は大物ぽい活躍を見せたと思ったら
結末が小者過ぎてスッキリしなかったです。

ただ、場面単位で見るとよく出来ていて、、
順の修行シーンや桃の遊牧民としての
生活描写は丁寧で興味深く読めました。
ベタな修行シチュだけど面白いんだよなぁ。

そんな感じでサクサク読み進められたものの
読後感は微妙にスッキリしないものでした。
この時代を知ってる人やこのシリーズを
読んでいる人なら楽しめるでしょうけど、
これから読み始めると厳しいかも?
とりあえず他の本も読んでみようかな。