手を出したものの感想を書き溜める場所
『忍者ルネッサンス!』倉阪鬼一郎 感想
忍者ルネッサンス!忍者ルネッサンス!
(2010/02)
倉阪 鬼一郎

商品詳細を見る

日本全国に忍者ブームを広め最終的には
伊賀を独立させるという壮大な計画。
それが忍者ルネッサンスである。

そんなお馬鹿なノリで進む今作。
売れない作家が故郷の伊賀に帰ってきて
ひょんなことからご先祖様である
本物の忍者を召喚ししてしまうという
始まり方からして力が抜けています。

伊賀人が伊賀を世界の中心だと思っている
田舎描写が面白おかしい作品なのですが、
これは東京が日本の中心だと思っている
東京人への皮肉でもあるのかもしれません。

しかしそんな深読みしなくても
普通に楽しむことができるのがこの小説。
田楽とか上野とか小ネタがいちいち面白い。
確かに自分の故郷と同じ地名があると
自分の方がオリジナルな気分になるなぁ。
伊賀弁が注釈無しでも結構分かるのは
やはり伊賀が関西圏ということなのか。

ただ作品の方向としてはちょっと滑ってる
ギャグの滑り方を楽しむ感じなので
寒い!駄目!という人もいそうな気も。
私としては緩く楽しめてよかったです。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学