2012/01/12

『J.Q.V 人類救済部 ~With love from isotope~』体験版ver0.9 感想

公式はこちら。
Studio Beast
サークルStudioBeastさんの同人ゲーム、
J.Q.V 人類救済部の体験版ver0.9の感想です。

人が自分の存在に疑問を持った瞬間、人以外の何かへと
変貌してしまうという奇妙な現象が蔓延っている世界。
この現象のおかげで人類はほぼ全てが動物や無機物へと
変容してしまい、ゲーム開始時点で人類は全滅寸前。
そんな世界でかろうじて生き延びていた主人公が
この窮地から人類を救うと言い張る少女・芽依と出会い、
様々な手段を講じていくというのが体験版の内容です。

作品としてはまず先制パンチをぶち込むタイプですね。
問答無用で人が変質してしまい、しかも本気で生き残りが
ほとんどいないという状況はなかなか素晴らしいです。
こういう滅亡系シチュが好きな人にはたまらないのでは。
BGMも全体的にしっとりとしてていい雰囲気を作っています。
会話のやり取りは楽しめましたし過酷な状況の中で
生存者を探すという展開も面白くて一気に読めたものの、
設定が特殊なだけに最終評価はオチ次第な気もします。

主人公は痛々しいほどヤケクソ気味なテンションですが、
自分以外の人がいない状況なら共感できなくもない。
街中全裸とかは普通にやってしまいそうだなぁ。
台詞回しがラノベ的というか結構クドい感じなので
テンポの悪い部分はありますがなかなか面白い奴です。

ヒロインはポジティブでちょっとアホの子な芽依と
金髪猫被り小悪魔・ナタリアの二人になるのかな。
ストレートな性格で見ていて疲れない芽依に対して
性格が読めないナタリアの組み合わせはいいバランス。
人の少ない現代パートではこの二人の魅力でどこまで
プレイヤーを引っ張れるかが勝負かもしれません。

話の合間合間に挟まれる回想シーンの使い方はナイス。
いきなり人類全滅寸前な現代パートとは違って
この回想シーンでは様々な人物が出てくるのですが、
それらの人々も人以外の何かに変質してしまったのか、
それとも何か別の展開があったのか興味が引かれます。
おっとりしている明日香先生は好みのタイプですが、
果たして回想以外で出番はあるのだろうか。

まとめ。
やっぱり人がいない世界っていいなぁと思える作品。
若干小ネタが多い気はするものの会話は面白いですし、
この特殊な世界がどう完結するのか非常に気になります。
同人ゲームらしく冒険的な答えを見せて頂きたいところ。

今年は同人ゲーが豊作の予感がするなぁ。