2011/11/18

『ミッドナイト・ラン!』樋口明雄 感想

ミッドナイト・ラン! (100周年書き下ろし)ミッドナイト・ラン! (100周年書き下ろし)
(2010/12/22)
樋口 明雄

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ネット掲示板の自殺者募集書き込みに応えて集まった
5人の自殺志願者がこれから自殺するぞというときに
ヤクザに追われる少女を助けてしまったからさあ大変。
ヤクザだけでなく警察にも追われる彼らの行方や如何に。

という感じの痛快逃走活劇でした。
5人の自殺志願者がそれぞれの特技を生かして
窮地を切り抜けている様子が実に面白い。
漫画的なスペシャリスト描写ではあるのですが、
こういうチームプレイは読んでいてワクワクします。
特にカーチェイスシーンは気合が入っていました。
こういう話でパトカーが雑魚なのはお約束ですね。

それぞれの自殺の動機は現代の代表的なものを
一通り網羅した感じで共感しやすかったです。
ただちょっと残念だったのは敵のヤクザ4人組の扱い。
主人公達のライバル役でコメディシーンも多かったのに
結末の重さのせいで微妙にスッキリしなかった感が。
どうせなら完全なギャグ担当でも良かった気がします。

ぶっちゃけ作中で言いたいことは昔ながらの
「生きてりゃいいことあるさ」ってことでしょうけど、
やっぱりこういう元気をくれる作品は好きですね。