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『三国志外伝』三好徹 感想
三国志外伝三国志外伝
(2003/01/21)
三好 徹

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うむ、面白かった。
三国志の脇役たちに焦点を当てた短編集なのですが、
一口に脇役といってもその知名度は千差万別です。
詳しい人なら全て分かるんでしょうけど
私がパッと分かったのは7割程度ですかね。
ただ、分からない人物にしても近いところには
誰かしら有名人がいるのでイメージは湧きやすく、
置いてけぼりになるということはありませんでした。

内容的には史実に近いのかな。
私としてはお気に入りである諸葛瑾、孔融、
賈詡、荀の短編が入っていたのが嬉しかったです。
馬謖と諸葛恪については才気を感じさせつつも
それに溺れていく様が人間らしくて面白い。
また、ラストを飾る短編は主人公が曹植だけあって
詩的な美しさを感じさせる内容になっていたかと。

短編集でありながらも全体を見れば三国志の流れを
一通り網羅していて読み応えのある一冊でした。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学