2017/12/06

『幕末尽忠報国烈士伝MIBURO』体験版 感想

公式はこちら。
インレ『幕末尽忠報国烈士伝 MIBURO』
インレの歴史物シリーズの新作である
『幕末尽忠報国烈士伝MIBURO』を体験してみました。

今回の題材は新撰組。
体験版の範囲は主人公が壬生浪士組に拾われてから
文久の政変で新撰組という名前が歴史舞台に登場するまで。
まだ新撰組としての活躍がほとんどないにもかかわらず
体験版はなかなかのボリュームでしたし、
これは製品版も大作になりそう。

ストーリーは今のところだいたい歴史通り。
力士斬りや大和屋放火など新撰組の知識があれば
聞いたことにあるイベントを抑えつつ、
女性化した隊士たちのキャラを見せるという感じです。
ここまで特に意外性のある展開はないのですが、
この時代はそのまま描くだけでも面白いから卑怯。
今後の展開を思うとどうしてもワクワクしてしまいます。

しかし体験版以降は本格的に粛清や戦死の嵐が
新撰組を襲うわけですが、そこをどう見せていくのか。
普通なら仲間が欠けるのは一大イベントなはずですが、
新撰組の場合はそれが多過ぎていちいちじっくり見せると
やたらと暗くてテンポの悪い展開になりそう。
もちろん最終的には生存エンドになるんでしょうけど、
どの程度生き残るのかは気になるところですね。
体験版を見てると芹沢さんも一度暗殺されてから
最終的には生存しそうな雰囲気ですが。

ちょっと気になったのは女性多過ぎというところ。
というのもこれだけ女性が多過ぎると
メイン格の4人以外に目移りしてしまうんですよね。
個人的に好みなのは永倉、井上、岡田以蔵あたり。
以蔵なんてもはや新撰組ですらありませんが。
まあ永倉はエロシーンがあるようですし
他のキャラも何らかの救済があるかもしれませんが…。
でも服部武雄の立ち絵があるのは地味にポイント高い。
実は新撰組より御陵衛士の方が好きだったりするのです。


まとめ。
相変わらず物語に引き込むのが上手い。
基本的には歴史をなぞりつつも、主人公の存在によって
このまま歴史通り行くはずがないと匂わせていて、
この物語の着地点がどこになるのか、気になります。
忠臣蔵もハッピーエンドでしたし、
そう悪いようにはならないと思いますが…。

メイン4人でこれだというヒロインがいないのは残念ですが、
そこを考慮しても年末の憂慮候補であるのは確かです。
2017/11/18

『虚空のバロック』体験版 感想

公式はこちら。
『虚空のバロック(ソラノバロック)』を応援しています!
lightの昏式ラインの最新作である
『虚空のバロック』を体験してみました。
lightではあるものの今回の原画は上田メタヲさんなので
どことなくブサイク作品のような雰囲気を感じます。

あらすじを見た時点では震災によって発生した閉鎖空間での
能力バトル物という設定にピンと来なかったのですが、
体験版をプレイしてみると意外とすんなり楽しめました。

でも舞台設定が結構複雑そうなのは確かですね。
閉鎖空間での能力バトル物かと思っていたら
あっさり閉鎖空間から脱出できてしまって、
でも外の世界は外の世界で謎の組織が暗躍していたりと
なかなか先が読めない展開になっています。
閉鎖空間だけだと話が広がりにくそうと思っていただけに
この大きな舞台転換にはいい意味で裏切られましたよ。
この調子で状況が大きく二転三転するのなら
最後まで退屈することはなさそうです。

主人公である直は公式のキャラ紹介だと捻くれているような
書き方でしたけど、屈託があったのは冒頭の一瞬で
すぐに熱血漢になってくれたのは良かったですね。
ただでさえ状況がごちゃっとしているのに主人公まで
ウジウジ考えるタイプだったら話が進まないところでした。

メインヒロインである幸先輩は控え目で落ち着いているので
今時のヒロインとしてはちょっと地味ですが、
いざというときの判行動力はあるので印象は悪くない。
バトル物でのヒロイン評価はどれだけ役立つかというのも
大きいですし、今後の活躍にも期待したいところ。
やちると加護は今のところサブって印象かなー。
直と幸先輩の関係が主人公とヒロインの王道過ぎて
ここから外れる姿がイマイチ想像しにくいのが難点ですね。


まとめ。
最初は微妙に感じていたもののプレイしてみると面白かった。
閉鎖空間物かと思っていたらあっさり脱出したのは
完全に予想外でしたし、先が気になる終わり方でした。
まだまだ謎だらけの状況ですが昏式さんなら
それほど変な着地点には持っていかないでしょう…多分。
ただ、フルプライスのエロゲにしてはヒロインが弱めかなと。
幸先輩はともかく他二人は今後頑張らないと厳しいかも。

今のところ1月の候補ではありますが確定とまでは行かず、
他の作品次第では候補落ちかもというラインですね。
2017/10/23

『絆きらめく恋いろは』体験版 感想

公式はこちら。
CRYSTALiA『絆きらめく恋いろは』応援中!
新ブランドCRYSTALiAのデビュー作である
『絆きらめく恋いろは』を体験してみました。

ジャンルとしてはスポ根バトル物になるのかしら。
近未来を舞台に架空のスポーツ「刃道」を中心にして
それに関わる主人公とヒロインたちを描いていくお話です。
エロゲーのヘンテコスポーツ物って何気に結構多いですよね。

独自用語が多いこともあって体験版の序盤では
設定解説が多かったですが、正直テンポは悪かったです。
特に目新しさのない設定の割には説明が長いですし、
ここらへんは読み飛ばしても問題なかったかなと。

しかしヒロインのキャラ紹介という点では十分。
それほど長い体験版ではないものの、
ヒロイン4人+神様のキャラはだいたい掴めました。
キャラをバランスよく出していく構成は良く出来ています。

主人公はこの手の話ではよくいる才能があるのに
ウジウジしてる系かと思ったのですが、
神様が割と積極的に尻を叩いてくれるおかげで
早めに行動し始めてくれるのはよかったです。
後輩を拾うところでもう少し迷ってたら投げてましたよ。

ヒロインはいずれも分かりやすい性格をしていますけど、
今のところそれほどインパクトのある娘はなし。
桜夜の機械オンチっぷりはわざとらし過ぎますし、
椿も設定上ではベタ甘な姉キャラとなっていますけど
エロゲー的に見るとそれほど甘くは感じられませんでした。

でも主人公を師匠と慕うしおんとフリージアは良かった…
というよりは、この微妙に後ろ向きな主人公だと
彼女らのような後輩キャラのために頑張ってる方が
個人的には好感が持てるというのが大きいかもしれません。


まとめ。
良くも悪くも分かりやすいスポ根物。
主人公もヒロインもストーリーも分かりやすいですが、
新鮮さも少ないのでダラダラとプレイしてしまいました。
こういう普通のエロゲーをプレイしたいときもありますが、
今はそういう気分ではないので話にノれなかったです。
自分はバトル物は好きですがスポ根物は苦手なので
スポ根に近いこの作品は苦手寄りだったというのもあるかも。
もうちょいバトル寄りかと思ってたんですけどね。

他に候補がない月なら手を出したかもですが、
11月は候補が豊富なのでスルーする可能性が高いです。
2017/10/09

『BALDR BRINGER』体験版 感想

公式はこちら

戯画が誇るバルドシリーズの新作にして最終章、
『BALDR BRINGER』を体験してみました。

これまでのバルドシリーズはサイバーパンクな世界観と
複雑なシナリオ、爽快感のあるアクションパートが魅力であり、
過去に出た作品もかなり楽しませていただいたのですが、
今作の体験版は正直、がっかりな出来でした。

冒頭で機械の身体を持った主人公が目覚めるシーンは
今までのシリーズの雰囲気を漂わせつつも新鮮な展開で
これから面白くなりそうな気配を感じたのですが、
それ以降はまったりした展開で盛り上がらなかったですね。
基本的にエリアの管理者である女の子を倒して
仲間にしていくを繰り返すだけのとても単調な流れ。
過去作のように先が気になる引きがなかったのは残念。

アクションパートも今までと比べるとダルかったです。
もっさりとしたダッシュで広いマップを彷徨いながら
目的地を探すの繰り返しで、体験版途中でお腹いっぱいに。
ワラワラ涌いてくる敵をひたすら倒すのも爽快感なし。
このシステムだと今までのように楽しめる気がしません。
なんでこんなめんどくさいことになっちゃったかなぁ。

ヒロインに関しては良くも悪くもエロゲらしい
可愛さを持っていて萌えやすいのですが、
エピソードを選んで進めるというシステムのせいで
本筋への関わりが薄く感じられました。
やっぱエロゲは分岐と個別ルートがないと物足りないです。
ヒロインの数だけは多いですけど、これなら数を減らして
ちゃんとした個別分岐を作って欲しかったですね。
まあ今回のシステムだとヒロインを減らすと
武器も減っちゃうというめんどくさいことになりますが…。


まとめ。
うーむ、どうしたもんかこれは。
今のところシナリオはヒロインを回収しているだけで
これまでとは比べ物にならないぐらいまったりしていますし、
アクションパートもお使いゲーム的なめんどくささが強い。
廉価ゲームならこういう淡々としたシナリオでも
良かったかもしれませんが、本家となると物足りないです。
主人公がシュミクラムでありながら、人工物らしからぬ
とぼけた性格なのは面白かったですけどね…。

主人公の設定を見た時点では結構期待していたのですが、
体験版がこの出来だと今回はスルーするしかない。
これがシリーズ最終章となると残念でなりません。
2017/10/03

『ゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うか』体験版 感想

公式はこちら

ほのぼの萌えゲーメーカー、CUBEの新作である
『ゆらめく心に満ちた世界で、君の夢と欲望は叶うか』
を体験してみました。

ほのぼの萌えゲーメーカーと書きましたが
今回の作品はサスペンス風の幻想作品という感じで、
これまでCUBEの印象からは大きく外れたものになっています。
南にある離島で美少女たちとの同居生活…と書くと
よくあるエロゲーのようにも感じられますが、
最初から不穏な雰囲気が漂っているのが大きな特徴ですね。

日常会話はほのぼのしている部分も多いのですが、
主人公が死亡したと思わせる場面が何度かあったり、
ヒロインがループを自覚しているような言動を見せたりと
思わせぶりな部分もかなり多いので油断できません。

ただ、頑張って伏線を見せているとは思うのですが、
思わせぶりな会話が多過ぎてテンポが悪く感じる面も。
ことあるごとに「知らないはずなのに…」とか
「前に喋ったっけ?」とか言われるせいで
体験版の最後の方ではげんなりしていたのも確かです。
ここらへんは気合が空回りしているように感じました。

ヒロインに関してもいつもより萌え方面は控えめ。
その代わりそれぞれ重い謎を匂わせる面が強いです。
すみれはこの世界の謎を知った上で利用していますし、
月乃とこのはの歪んだ関係も闇が深そう。

しかし主人公と巴の関係は微妙でした。
本来ブラコン妹って自分好みなはずなんですけど
本作の巴は立ち回りがいまいち好みではなかったですし、
兄である主人公も恋愛への対応が好みじゃない。
恋愛苦手系主人公って個人的にかなり苦手なので
よっぽど強烈な個性がないと好きになれないですね…。
後半で何か主人公の存在をひっくり返すような
どんでん返しがあればいいのですが。


まとめ。
話の仕掛けは凝っていそうではあるものの、
全体的にたどたどしくてパワー不足気味に感じました。
海の底や夜の闇といった幻想的なシチュエーションを
しつこい伏線アピールが台無しにしてしまってるような。
作品に入り込めそうになったところで引き戻される、
の繰り返しで最後まで集中できなかった感があります。
ヒロイン的にストライクな娘がいなかったのも痛い。

オチは気になっているので回避確定ではないですが、
11月に『アオイトリ』が出るならそっちを買うと思います。