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2020/02/25

トヨタ・ヤリス 試乗感想

乗ってきました。
グレードはハイブリッドのZ。
現在出ている中ではGRを除けば最上級グレードですね。

内装は愛嬌と使いやすさを上手く両立させています。
ナビやエアコンは手が届きやすいですし、
もっこりしたドアハンドルは非常に掴みやすい。
小径ハンドルも操作しやすくて好印象でした。

足元の広さはマツダ2の次ぐらいに広いですね。
シートの形状も身体にフィットしていて文句なしです。
後席については予想通り狭いですね。
こちらはマツダ2より天井が高くて頭がつかないものの、
前席も後席も男性が座ると後席膝周りは結構厳しいです。

デジタルメーターの数字は大きくて見やすいんですけど、
欲を言えば針モードに変えることができれば良かったかな。
あと、ダッシュボードが高いので窓の上下が狭く、
室内の圧迫感とノーズの見切りが悪いのも残念。
リアシートのヘッドレストが収納式でないのも惜しいです。

新しいHVシステムはよく出来ていますね。
絶対的なパワーこそないものの、NA1.5+αという感じで
アクセルに対して自然に加速していくのが気持ちいい。
個人的にはターボやモーター駆動丸出しの
低速トルクモリモリな加速感よりも好みです。
ここ最近のパワートレインでは一番好印象かも。

足回りはしっとりとしててフラット感がありますね。
初期ロールはあるものの奥で粘るので安定感があります。
しかしそれよりも驚いたのはボディの剛性感。
とにかく微振動が少ないので非常に乗り心地がいい。
多少荒く運転してもまったく酔わないのには驚きました。
これが環状構造や接着剤を多用した効果なのか。
また一つ、小型車のボディのレベルが上がった気がします。

ハンドリングはバランス型という感じで、
中央辺りのレスポンスが少し曖昧ではあるものの、
ハンドルに釣られてヒョコヒョコしないのは良いですね。
重さはある程度速度が出ているとちょうどいいですが、
低速だと結構軽くなるのでここら辺は慣れが必要かな。


まとめ。
先代ヴィッツは正直眼中になかったのですが、
今回のヤリスは購入候補の一角になれる車でした。
乗る味自体は適度にドッシリしていた先々代スイフトに近い。
これで見切りさえよければ2人程度で使うには
ベストマッチな車だと思うのでそこだけが惜しいですね。

このタイプは他にマツダ2やスイフトがありますが、
その中でヤリスは一歩リードという感じでしょうか。
2020/02/02

トヨタ・ヤリス 展示車試乗感想

乗ってきました。
といっても今回は触ったり座ったりだけで運転はなし。
これで試乗と言っていいのか微妙なところですが、
とりあえず乗って感じたことをメモしておこうかなと。

まず良かった点。
運転席の出来がいい。
足元空間は広めですしシートは大きくてとても自然に座れます。
チルトテレスコやシートの調整範囲も大きいおかげで、
足を伸ばすセダン寄りの姿勢からコンパクトカーっぽい姿勢まで
自分の好みに合わせて調整できるのが素晴らしいですね。
この前席はコンパクトカーで一番好きかもしれません。

後席は前席で足を延ばすと狭くなるのですが、
前席で普通に足を曲げる座り方をするとそれほど狭くない。
あとシートが結構抉ってあるので意外にホールド感があります。
こういう後席シートは珍しいので、ちょっと距離を乗って
疲労感を確かめてみたくなりました。

ディスプレイオーディオがでかそうと思っていましたが、
実際座ってみると自然に視界に収まる感じでよく出来ています。
シートを低めにしない限りはディスプレイの上端が窓の下端より
下になるので、視界的にはほとんど邪魔になりませんし、
ちょっと前に出ているので手動での操作もしやすい。
ディスプレイの下の物置も手が届きやすくてグッド。

第一印象が微妙だった妙な形状のドアハンドルですが、
これは実際に触ってみるとかなり開けやすくなっています。
手前に親指を引っかけて軽い力でハンドルを引くだけで開く。
いやはや、使いもせずに馬鹿にするもんじゃないですね。
これ考えた人はなかなか大したもんだと思います。

逆に気になった点。
Aピラーは太めで結構圧迫感がありますね。
ピラーが運転席に近いので普段の視界は十分なのですが、
ちょっと頭を動かした際に目が入ると結構気になります。

あと、後席ヘッドレストの大きさが前席と大差ないので
後ろを振り向いた際の視界は結構狭いです。
後ろに常時2人座ってる感じですね。
ここは収納式にして欲しかったところ。
普通に頭を預けられますし安全性は高そうですが。

内装の質感については最低グレードだったのでそれなり。
自分としては革巻きハンドルでメーターが見やすければ
十分なので、そこはあまり重視していません。


座ってみて感じたのはだいたいこんな感じですかね。
思っていた以上に長所と短所がスパッと分かれる印象ですが、
運転席という点では現行コンパクトカーで一番かも。
実際に動かせるのは2月末みたいなので
その頃に改めて試乗に行ってみたいと思います。
2019/11/24

ダイハツ・ロッキー 試乗感想

ダイハツの新型コンパクトSUV、ロッキーの試乗レポートです。
トヨタのライズとは兄弟車。
前から4mギリギリで5ナンバーいっぱいのSUVがあれば
大ヒットするのではないかと思っていたのですが、
この車はそこをドンピシャで突いてきてるんですよね。
そういう意味でも今後の売れ行きには注目している車です。

さてまずは外見なのですが、思っていたより小さく見えます。
実際にコンパクトカーサイズなので相応なのですが、
デザインが大型SUVちっくなので少し違和感がありますね。
このデザインで4.5m級ならかっこ良かったでしょうけど、
4m弱ならもう少し穏やかな造形が良かったかもしれません。

広さに関してはこのサイズでは十分という感じで、
フィットノートよりはちょっと狭いものの、
4人で乗るには十分なスペースが確保されています。
シートは前後ともに若干小さめですが、
前席はサポート性に気を使ったと書かれている通り
小さい割にはしっかりサポートしてくれる感じ。
ラゲッジは奥行きはほどほどですが、とにかく縦に深い。
後席を倒さなくても上手く積めばかなり入りそうです。

エンジンは3気筒1.0ターボということでトルク感があり、
郊外をゆったり走る分には静かで燃費もいいです。
ただ、3000回転以上になると軽自動車っぽい音が出ます。
クロスビーと比べるとクロスビーの方が静かですが、
音質はロッキーの方が聞き慣れた感じで好みかな。
スズキの直噴ターボはドロドロした音が苦手なんですよね…。

足回りは乗り心地と操安性を上手く両立している印象。
ロールは少なめですし段差で跳ねる場面も少ないです。
クロスビーは幅が狭くて高さがあったせいで
カーブが怖かったのですが、ロッキーは不安なし。
ダイハツの小型車作りがワンランク上がったことを
実感させてくれる走りを体感することができました。

そんな感じでバランスのいい車に仕上がっているのですが、
一点気になったのがセンターコンソール横の小物入れ。
自分はここにふくらはぎを当てて身体を支えるんですけど、
ここに穴が開いてるせいで上手く当てられないんですよね。
普段センターコンソールを使ってないなら問題ないですけど、
使ってる自分にとっては割と致命的な欠点でした。


まとめ。
そんな感じで、SUVとしては非常にバランスがいい印象。
全長全幅はコンパクトカーど真ん中のサイズですし、
室内やラゲッジも実用的なスペースを確保。
パワーも走りも及第点ですし、迷ったらこれという感じ。
クロスビー対抗と言われることが多いですが
クロスビーより一回り大きく小回りも効かないので
コンパクトカー全車種対抗という感じでしょうか。

ただ、実用面とは関係ない弱点として、
実物だと意外と小さく見えるという点があります。
普段から4m以下の車に乗っている人ならともかく、
格上のSUVからの乗り換えは思ってたより少ないかもですね。
とはいえ、以前から待望していたサイズのSUVなので、
今後の販売台数の行方をじっくり見守りたいと思います。
2017/12/26

スズキ・クロスビー 試乗感想

病み上がりですが、リハビリがてら試乗してきました。

今回のターゲットはスズキの新型SUVであるクロスビー。
ハスラーの人気は大分落ち着いてきた感がありますが、
果たしてこちらも第2のヒット作となれるのか。
とりあえず乗ってみた感想としては…
良いところと悪いところがはっきりしている車だったなと。

まず良かったところは快適性ですね。
ここ最近のスズキ車は軽量化に特化していた反面、
騒音や振動では他社より明らかに劣っていたのですが、
クロスビーに関しては他社よりちょい下程度でした。
ステアリングの振動は同じターボのスイフトよりも少なく、
ロードノイズについても他のスズキ車より静か。
イグニスと比べるとかなり重くなりましたけど、
それで快適性がこれだけ上がるなら文句ないでしょう。
スイフトも20kgぐらい増やして遮音制振を強化して欲しい。

逆に悪かったのは操縦安定性。
これは正直、スズキの小型車では最低レベルでした。
背が高いうえに最低地上高も高いせいでとにかく不安定。
カーブでは接地感のなさがひたすら怖く、
カーブが近付くたびにノロノロ運転するハメに。
ターボのおかげでパワーが十分とはいえ、
この挙動ではちょっと高速を走る気にはなれません。
ハイト系のソリオと比べても明らかに重心が高い。
この重心の高さだと車幅は3ナンバーぐらい欲しいなぁ。
他にもステアリングが軽過ぎたりシートが柔らか過ぎたりと、
運転する立場からするとネガな部分が多かったです。

その他。
デザインに関しては文句なし。
内装の質感は決して高くないですけど
遊び心のあるデザインによって上手く誤魔化しています。
収納ギミックは多いもののラゲッジはかなり小さめ。
アウトドアを謳っているのにこの容量で大丈夫なのだろうか。
やっぱり全長はもう10cmぐらい欲しかったところです。


まとめ。
快適性は予想以上で操縦安定性は予想以下。
正直、最近のスズキの軽量プラットフォームでは
騒音問題を解決できないかと思っていたのですが、
重量と引き換えに解決するという真っ当な手段に出た模様。
スイフトもMCで遮音材増やしてくれないかなー。
上級仕様のスイフトスタイルだけでもいいのでやって欲しい。

しかしそれを台無しにするのが操縦安定性。
まあ実際にはかなり無茶をしなければ
横転したりしないでしょうけど、
それでもこの重心の高さは気に入らないです。
やっぱAセグSUVだとイグニスぐらい上を絞り込まないと
安定感が得られないのかもしれません。
まあ開放感では圧倒的にクロスビーが上ですし、
挙動にしても軽ハイトよりマシだと思えば割り切れるので
イグニスより日本向けなのは確かでしょうけどね。
世界戦略車ではなく、良くも悪くも日本の
軽自動車的発想の延長線上にある車だと思いました。
2017/08/05

スズキ・スイフトRSt 試乗感想(2回目)

スズキの旗艦車種であるスイフト。
発売直後に短距離試乗した際の感想を書いたのですが、
今回は改めて200kmオーバーの試乗をする機会があったので
もう一度、感想を書いてみようと思います。

今回のグレードも前回と同じくターボモデルのRSt。
しかし走行距離は3000kmと前回よりだいぶ増えています。
機械部品もタイヤも硬さが取れてきた頃合ですね。

まずは良いところから並べていきましょう。
前回は気温が低いせいかパーツが馴染んでなかったせいか
全体的にヒョコヒョコした動きを感じたのですが、
今回は真夏ということもあってかしなやかな印象でした。
特に段差を越えた際のバタつきなどはだいぶ軽減されたかと。
シートが良いせいか、200km程度だと疲労も少なかったです。
ただそれでも先代や先々代よりは横風や段差に弱いので
ロングドライブ特性が優れているとは言い難いですね。

燃費に関しては個人的には文句なしレベル。
メーター読みですが、流れのいい国道では23km/L、
高速で追い越しをそこそこ使っても20km/Lぐらいかな。
満タン法ではちょい下がるでしょうけど、
残量計がなかなか減らないのには驚きました。

3気筒特有の振動は今回もあまり気になりませんでしたが、
これは個人的に気にならないタイプの振動というだけで
振動自体は大きめですし、購入する前の試乗は必須でしょう。
エンジン音は普通に運転していると気になりませんが、
窓を開けると意外とエンジン音が大きいことに気付きました。
他人が運転しているのを外から見ていた際にも
軽自動車的なエンジン音が気になりましたし、
ここらへんは3気筒の限界なのかもしれません。

今回最も気になったのがロードノイズ。
路面状態がいいと気にならないのですが、
路面状態が悪い高速だと途端に頭が痛くなる。
しかも後席はそれ以上に悪いからどうしようもないです。
これはエコピアが悪さをしているのも確かでしょうけど、
NVH対策の甘さも影響していると思います。
とにかく頭付近で騒音が篭りまくる。
リアからの騒音はハッチバックの宿命ではあるのですが、
新型スイフトは他の車と比べても酷いと思います。

ただこの騒音、プチ試乗したRSHVやMLだと
それほど気にならなかった記憶があります。
五月蝿いんですけど篭らずにスッと抜けるというか。
もしかしたらRSt用に増加したという
ダッシュパネル用の遮音材が悪さしているのかも?
自分もかつてパネル裏に遮音材詰め込みすぎたせいで
もわもわした音が鳴り続ける室内になったことがありますが、
なんとなーくあのときの不快音に近いような気がします。
自分で買うならノンターボの方がいいのかもしんない。


まとめ。
騒音の凄さ分かったのが今回の最大の収穫でした。
乗り味や燃費は好印象だったのですが
騒音については割と致命的なレベルで合わないので困る。
五月蝿くてもあまり気にならない音質もあるのですが、
今回の場合は五月蝿くて気になる音質だから厳しいです。
もし購入したらまずタイヤを変えて後ろの内張りを剥がして
吸音材を詰め込むぐらいはやる必要があるかも。
まーそれはそれで楽しい作業ですけど。

スイフト自体は愛着のある車ではあるので、
ストロングHVや近々出るスポーツも試乗してみて
購入候補から外すか決めたいと思います。