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2016/04/27

『誓約のフロントライン(1)』 感想


店頭で試し読み用の薄い本を見て購入。
ロボットとのバディ物というと使い古された設定ですが、
この作品は王道と王道外しのバランスが絶妙で面白かったです。

人の良さだけが取り柄のちょっとヘタレな少年が
人類を滅ぼすための異世界から送り込まれたロボットと出会い、
人類を護るため一緒に戦っていく…と書くといかにもな話ですが、
相方のロボットが凄くいい味出してるんですよね。

目的が人類滅亡でありながら主人公に命令権を握られたため
いちいち嫌そうな態度で命令を聞くのがカワイイですし、
隙があれば積極的に裏切っていくスタイルも面白い。
命令には絶対服従なので一種のツンデレっぽくはあるのですが、
1巻最後の行動とか容赦なさ過ぎて逆に笑えてきます。
今はこんな態度でも、バディ物のお約束として
最終的には熱い絆で結ばれることになるんでしょうけど、
そこまでのハードルはなかなか高そうですね。

そもそも相方ロボ・アニーの初戦の相手が
今まで一緒に人類を滅ぼしてきた歴戦の戦友なんですよね。
アニーからすれば敵だった主人公に命令権を握られて
戦友を殺させられたわけで、そう簡単にデレるわけがない。
この傷が後々どれだけ響いてくるのか、今から楽しみです。

あと、本筋に絡んでこない幼馴染のキャラが無駄に濃いですね。
いや物腰丁寧で勝手に家に侵入してるヤンデレとか
個人的にはめっちゃ好みなんですけど、
このヤバさを今後のストーリーで生かせるのかしら…?
正直、脇役で終わらせるにはもったいないとは思うのですが、
バディ物の真のヒロインは相棒って決まってますし…。

まあそれはともかく、気弱な主人公の成長者という王道要素と、
個性豊かな相棒という要素が今後どんな化学反応を見せるのか。
続きが楽しみな作品ですね。
2015/07/09

『Tokyo 7th シスターズ コミックアンソロジー』 感想

Tokyo 7th シスターズ コミックアンソロジー (IDコミックス DNAメディアコミックス)
アンソロジー
一迅社 (2015-07-07)
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最近知名度を高めつつある『Tokyo 7th シスターズ』。
そのコミックアンソロジーが出たので早速読んでみました。

正直、アンソロが出ると聞いたときには
「え? マジで?」という思いが強かったんですよね。
知名度が上がったとはいえ他のアイドル物である
アイマスやラブライブと比べると零細もいいとこですし。
とはいえ、素質自体は2作に劣らないと思いますし、
そういうところが各メディアに認められたのなら
作品自体の今後の発展にも期待できそうな気もします。

さて、アンソロの内容について。
キャラ比率としてはやっぱり777☆SISTERSが多め。
まあナナシスのメインは彼女らなのは分かっていますが、
それでも他シスターズとの格差にはもやっとした感じも。
メジャーになるまで777を推す方針も分かるのですが、
既に777以外が好きな人からは不満も出始めていますし、
この格差をどう埋めるかはナナシスの今後の課題ですね。

各作品のメインキャラを雑に纏めてみると、
モモカ、コニー、ハル(鈴華さん)
シィちゃん、カジカ、サワラ(佃煮のりおさん)
ムスビ、スース(芦田ゆりさん)
4U(ぽっぺげさん)
セブンス(こるりさん)
ロナ、777(凪庵さん)
スミレ(富士フジノさん)
ハル、ムスビ、スース、エイ(ねこみんとさん)
モモカ、マコト(緑青黒羽さん)
ヒメ、シィちゃん(高原由さん)
多分全員(山下しーなさん)
KARAKURI(かなめ薙さん)
スイ、コニー(ごましさん)
シズカ、777(ゆうじこうじさん)
ヒメ、ハル、サワラ(ハナツカシオリさん)
キョーコ、ハル、ムスビ(きちはちさん)
という感じでしょうか。
雑に書いただけなので他のキャラも出てます。

緑青黒羽さんの漫画はマコト好きとしてはたまらんです。
正直、マコトの出番はほとんど諦めていただけに
可愛いヤンデレっぷりが見られて感無量ですよ。
山下しーなさんのは登場キャラの数が凄い。
あいつもいる!こいつもいる!みたいな感じで
読んでてめっちゃテンションが上がりましたね。
こういうのを見てるとやっぱり777だけじゃなくて
他のキャラももっと推して欲しくなります。
ねこみんとさんのエイ推し、きちはちさんのキョーコ推しも
読んでてグイグイ伝わってくるのが微笑ましかったですね。

まとめ。
777好きには文句なしにお勧め。
777以外が好きな人でもナナシスが好きならお勧め。
777以外が見たいって人にはちょっと微妙という感じ。
マコト、キョーコ、エイは比較的目立ってましたけど
それでも777と比べると微々たるもんでしたしね。
ただ、山下しーなさんの漫画は一見の価値ありかと。
4U、KARAKURI、セブンスメインの話が一本ずつあるのは
やはり編集が注文を付けたからなのかなぁ。

自分としては出番の偏りにこそ不満はあるものの、
どの漫画も新鮮な魅力に溢れた良作ばかりでしたし、
ここ最近のアンソロでは一番楽しめる内容でした。
このクオリティなら次のアンソロにも期待できそうです。
2015/04/05

『血界戦線 10 ─妖眼幻視行─』 感想

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内藤 泰弘

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アニメ開始のタイミングで新刊発売ですね。
アニメの方はクオリティは高かったんですけど
ちょっと駆け足気味だったような気がします。
端折られている部分もありましたし。

されはさておき10巻の話。
今回で第一部が終わるということで
初心に戻って丸々一巻、レオ君のお話でしたね。
単行本もちょっと分厚くてお高くなっています。

ついに現れた新たな義眼保持者。
本体の戦闘力はそれほどでもないとはいえ、
サポート系能力としては超強力なのはレオ君と同じです。
しかし人格の方はよくあるマッドサイエンティストで
小物っぷり全開なロクデナシでしたね。
まあ、これだけ強力な能力を持っていて
人格まで完璧だと打つ手がなくなっちゃいますけど。

レオ君の妹はいい女。
エロゲやラノベ属性のせいで妹といえば
ヒロインとして考えてしまうことも多いのですが、
こちらの妹さんは妹として素晴らしかったです。
いざというときのクソ度胸は流石レオ君の妹である。

なんかこのまま完結しそうな終わり方でしたけど
あくまで第一部完ということで普通に続くようで一安心。
第二部も今までみたいな短編集になるのか、
一つの大きな話になるのかは気になるところです。
2015/03/25

『機動戦士ガンダムMSV‐R ジョニー・ライデンの帰還』第10巻 感想

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(2015/03/24)
Ark Performance

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10巻目です。

10巻といえばそこそこの長編作品ですし、
相変わらず話自体は面白くて先が気になるのですが、
話の進行スピードはますます遅くなっているような気が。

前回はレッドとジョニ子が戦っているうちに
サイコミュの発光現象が起こるところで続きましたけど、
その結果はジョニーの記憶が少し垣間見えただけ。
ジョニー関連は流石に引っ張り過ぎな気がしてきましたね。
とはいえ、レッドが少しジョニーっぽくなったのは前進か。

潜水艦隊の戦いは熱そう。
特にジオンサイドの艦長同士のやり取りがいいですね。
こういう武人同士のやり取りって燃えます。
敵も味方もジオン系MSというシチュも面白い。
ズゴッグの爪で攻撃すると爪が壊れるネタには笑いました。
まあ確かにあんまり頑丈そうじゃないからなぁ。

サングレ・アスルごと打ち上げられそうになっている
リミアを助けるためにヤザンと手を組んだレッド。
そして甘っちょろいレッドに苛立ちつつも
混沌とした状況を楽しむヤザン。
戦いを楽しみつつも戦いだけではないところが
ヤザンという男の面白さでしょう。

最後はサングレ・アスルが発射された…か?
というところで次回へ続くことに。
うーん、面白いんですけどやっぱり展開が遅いかな。
ジャブロー編は次の巻で決着を付けて頂きたいところ。

しかしユーマくんはかっこつけてても
機体がアッガイだから微妙にかっこがつかないなぁ。
2015/01/05

『あせびと空世界の冒険者』2巻までの感想

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梅木泰祐

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久々に王道ファンタジー漫画を読んだ気がする。
飛空艇や龍魚の舞う空を舞台にした冒険漫画なのですが、
これがどこか懐かしさを感じさせる内容で面白かったです。

空飛ぶ島々を飛空艇で行き来するという設定は
使い古されたものですけど、自分的には大好物ですね。
ラピュタ世代ですし惹かれてしまうのは仕方がない。

主人公である銃使いの青年・ユウと
アンドロイドの少女・あせびも正統派カップルです。
父の遺志を継いで古代島を目指すというユウの目的は
これでもかというぐらい王道パターンですし、
ユウに尽くしつつ要所要所でツンデレっぷりを見せる
あせびさんはヒロインとして非常に魅力的でした。

天然気味のユウに赤面させられるあせびさんの可愛さは
この作品の大きな魅力の一つでしょう。
あと、あせびさんは性格的には凄く人間っぽいのに
腕が凄くメカメカしく変形するギャップも良いですね。
半人半機好きとしてはたまらんです。

今のところ話は冒険物の定番という感じですけど、
それだけに意外性が少ないのはちょっと物足りないかな。
とはいえ2巻後半では状況が三つ巴になりましたし、
これからどこまで独自色を出せるかが勝負でしょうか。
正統派の爽快感を失くさないまま意外性も欲しい…
と何だか贅沢なことを望んでいますけど、
それだけの期待感の持たせられる作品でした。