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『スイセイギンカ』体験版 感想
公式はこちら

凝ったシナリオのゲームを作り続ける暁WORKSの最新作、
『スイセイギンカ』を体験してみました。

公式とチラッと見た感じではちょっと不思議な学園物かと
思っていたのですが、実際に体験版をプレイしてみると
ちょっとハードなSFサスペンスという感じでしたね。
今のところ学園パートはあまり重視しないで
街に出て謎を追っていくのがメインという感じです。

10年前に現れた謎の物体や街に広がる奇病といった
物語の根幹にある設定には興味を引かれますね。
感染した者は人外の力を得てバトルするというのも
この手のゲームとしてはお約束なので分かりやすいです。
探偵や警察、謎の企業という舞台装置もきちんとしていますし、
今後いい感じで話が広がっていきそうな気配があります。

ただ、キャラの方では引っかかる部分もありました。
特に主人公ですが、大人っぽいのか子供っぽいのか
話の都合によってコロコロ変わる感じで、
キャラとしてはイマイチ好きになれなかったです。
ヒロインの一人である青香への対応も微妙で、
当たりがきつい青香をヘラヘラ受け流すだけなので
結果的に青香のツンまで潰されてしまった感があります。
青香に対してしっかり怒って欲しかったなぁ。
他にも全体的に物分かりがいい流れと悪い流れの緩急が
微妙に気持ち悪い感じで、話に乗り切れなかったです。


まとめ。
設定は面白そうですが、会話の流れが好みじゃないので
長時間プレイするのはきつそうな予感がします。
ヒロインはそこそこ可愛いですけど決め手にはならず。
サンプルCGの肌のムッチリ感は好みだったりしますけど。

地味に7800円なので少しだけ手を出しやすいですが、
他に有力候補が出てくればサラッと流す感じですかね。

テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第40話 感想
『燃ゆる太陽に照らされて』

お尋ね者になった名瀬はタービンズの解散を決意。
そして親父はタービンズの援護こそできないものの、
タービンズの残党の世話を引き受けることに。
ここらへんの落としどころは事前の予想通りですね。

今後の対応に苦悩するオルガ。
鉄華団としてはタービンズを助けることはできず、
それが分かっているからこそオルガも苦しいところです。
そこで一計案じたのがアキヒロとシノ。
あくまでたまたま現場付近にいたアキヒロとシノが
民間人を救出するというスタンスで方向で
タービンズのもとへ向かうことになりました。
なんだかんだでシノたちも成長してるなぁ。

時間稼ぎをするために残った名瀬とアミダ。
ひとまずイオク様艦隊に停戦信号を撃ったものの、
イオク様はそれを無視して攻撃開始。
しかも禁止兵器で輸送艦を狙うという容赦なさ。
イオク様、視聴者の忍耐を試す存在になりつつあるな。
ようやく装甲を軽々と貫く飛び道具が出てきましたけど、
ビームではなく質量兵器なのが鉄血らしいですね。

ギャラルの物量に押されるラフタたちですが、
そこにアキヒロたちが到着しなんとか戦線離脱。
アキヒロ、なかなかのヒーローっぷりだ。
一方、アミダはジュリエッタの一騎打ち。
新型を駆り戦意十分なジュリエッタですが、
それでもまだアミダの方が一枚上手か。
ジュリエッタは戦闘キャラなのに戦闘ではいいところがない。

しかし予想されていた結末を変えることはできず、
イオク様をびびらせながらも名瀬とアミダは戦死。
ジュリエッタは今回の一戦を糧に少しは成長するのかしらん。
イオク様はもう手遅れなので派手に戦死するしかなさそう。

来週は葬式回かー。
テイワズ内での組織再編がありそうですけどどうなることやら。
ラフタたちは鉄華団に吸収されるんでしょうけど、
名瀬が死んだことでオルガの負担はますます増えそうだなぁ。

テーマ:機動戦士ガンダム 熱血のオルフェンズ - ジャンル:アニメ・コミック

『情け深くあれ 戦国医生物語』岩井三四二 感想
情け深くあれ 戦国医生物語
岩井 三四二
文藝春秋
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戦国時代の医師を主人公にした珍しい時代小説。

主人公は戦国時代の名医・曲直瀬道三の弟子で、
前半は京都を舞台に忙しい日々を送ることになります。
医師として生活するうちに明智光秀と知り合い、
信長の行動の影響を間接的に受ける描写は面白い。
光秀による延暦寺の焼き討ちや丹波侵攻など、
今まで歴史小説では何度も見たことのあるイベントも
医師の視点だとまた変わった趣きがありますね。

主人公の元武士という設定は医師でありながら
アクションシーンもこなせるのでとても便利です。
武士としての殺し合いに嫌気がさして
医師を目指したという過去もとても分かりやすいです。

ただ、最後のオチは流石に虚し過ぎるような。
過去を捨てて本物の医師として歩き始めた
主人公の決意は立派ですが、それはそれとして
主人公の過去の真相が厳し過ぎると思いました。
せめて最後に嫁が生きていたらなぁ。
終わり方は爽快なんですけど、そこへの経緯がきつくて
読後感も重くなってしまったのがちょっと残念です。

テーマ:時代小説 - ジャンル:小説・文学

『ベッドサイド・マーダーケース』佐藤友哉 感想
ベッドサイド・マーダーケース
佐藤 友哉
新潮社
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ある日、目が覚めたら自分の横で妻が死んでいて、
妻を殺した犯人の正体を追っていくうちに
世界の秘密がじわじわと明らかになっていくという
SFサスペンスとでも言うべき小説。

まず起きたら妻が死んでるという導入が上手い。
1ページ目を読んだだけで続きが気になってしまいます。
この導入だけ見るとミステリー小説風なのですが、
読み進めていくと話がどんどん膨らんでいって、
最後に救いのないどんでん返しへ繋がっていきます。
ミステリーとして期待して読むとぶん投げるかも。
まあいつもの佐藤さんという感じですし
自分はこういうオチが結構好きだったりするのですが。

今回の作品は映像化向きかもしれませんね。
冒頭の妻の首に包丁が刺さっているシーンはもちろん、
アクションシーンもあるので、見ていて退屈が少なそう。
電卓と六条という二人の主人公が切り替わることで
作品の雰囲気もガラリと変わっているのも面白い。
ディストピア的な設定やシーンも多いですし、
SFちっくな映像も期待できそうです。
世にも奇妙な物語に近い雰囲気があるんですけど、
あれでやるにはちょっと長過ぎるかなー。

決して凄く面白いという訳ではないのですが、
じわじわとした面白さのある佐藤さんらしい作品でした。
デビュー作から追っかけてますけどまだ飽きないですね。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

『水葬銀貨のイストリア』体験版 感想
公式はこちら。
ウグイスカグラ『水葬銀貨のイストリア』
ウグイスカグラの新作である
『水葬銀貨のイストリア』を体験してみました。

ちょっと変わった水の都を舞台に
不穏な登場人物たちが不穏な行動を繰り広げるこの作品。
キャラの設定は結構好みだったのですが、
話の運び方はいまいちだったように感じました。

過去に縛られた主人公がその立場に苦悩しつつも
他人を助けるために少しずつ動こうとする流れはいいですね。
序盤ではヘタレっぷりが目立つものの、
紆余曲折しつつヒロインのために行動する姿は
なんだかんだで主人公としての資格があると思います。

ヒロインにしても過去に主人公との確執を抱える小夜に
実家とのややこしい事情を抱えてそうな玖々里、
兄に対して愛憎を抱え込む妹、夕桜に
救いのない世界でも正義を貫こうとするゆるぎと、
それぞれいい感じでめんどくさいものを抱え込んでいます。
紅葉や和奏もヒロインならコスパは良さそうですが…。
この二人は結構好みなキャラなので
もし攻略可能なら購入するかどうかに影響ありですね。

そんな感じでキャラ設定には引かれているのですが
話の運び方には違和感がありました。
なんというか、いちいち大げさで遠回りしているような?
特に違和感が大きかったのは部室でのトランプ勝負で、
不良たちがトランプ勝負を持ち出すところから
暴力で訴えないところまで、どうも茶番臭が強かったです。
しかもこの時点で主人公の正体が読めてしまったせいで
体験版最後の正体ばらしもまったく盛り上がらなかったです。
なんか凝ったことをやろうとして滑っちゃった感じ。
設定の時点で十分凝っているので変に叙述トリックを入れずに
淡々と話を進めて欲しかったですね。
まあ、インパクトを重視したのは分かるのですが。


まとめ。
もう少し最短距離を走って欲しい作品。
あらすじだけをざっと見てみると割と好みなのですが、
主人公の行動がいちいち遠回りしてくれるので
読んでいてイライラさせられる部分も多かったです。
もっとも、これは主人公だけのせいではなく
ライターのシナリオ構成によるところも大きいのですが…。

今のところは、ヒロインの数が多ければ買いで
ヒロインが4人なら回避って感じですかね。

テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム