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2020/07/28

『遙かなる円形世界』体験版 感想

公式はこちら

鬼虫兵庫さんの新作である
『遙かなる円形世界』を体験してみました。

この方の前作である『シロナガス島への帰還』が
非常に面白い作品だったのはブログにも書きましたが、
その後も口コミでジワジワ売れて1万本を超えた模様。
いやー、やっぱ面白い作品は売れるもんですね。

そんなシロナガス島の続編である本作ですが、
短い体験版ながらもこれまた非常に面白かったです。
主人公は前作に引き続き胡散臭い探偵・池田なのですが、
前作で相棒だったねね子の姿がないというのがまず面白い。
この時点で前作プレイヤーは先が気になっちゃいます。

代わりに登場するのがワイルドな助手。
このキャラも個性が強くてなかなか面白いのですが、
その新鮮さが薄れないうちに謎のアルビノ少年や
未来と繋がっているPC、更に依頼人の死体が現れるなど
次から次へとイベントが発生してめっちゃ楽しいです。
このミステリーとSFとホラーが混じった雰囲気は
前作でも凄く気に入った部分なのでとても嬉しい。

そして最後にねね子が登場して次回が続くというお約束。
いや来るだろうと思ってましたけど、
電話越しとはいえ実際に登場されると嬉しいもんです。

正直、現時点でもめちゃくちゃ期待度は高めですが、
その期待を更に上回ってくれそうで今からドキワクですよ。
2020/07/02

2020年7月1日のお買い物

久々の獲物はこちら

メジャーメーカーKeyの最新作である
『Summer Pockets REFLECTION BLUE
-サマーポケッツ リフレクションブルー-』です。

自分が本格的にオタクになったのがONEなので
もともとKeyに対する思い入れは強かったんですよね。
(ONEが鍵作品かどうかは置いておくとして)
ただ、サマポケは麻枝さんもいたるさんもいないので
どうにもモチベが上がらなくてスルーしていました。

しかし今回RBが出るとのことなので改めて体験版を
プレイしたところ、これが意外と好印象。
いやはや、何事も食わず嫌いはよくありませんね。
かくして久々にギャルゲーを買うこととなりました。
同人ゲーを除けば10か月ぶりのギャルゲーです。

とりあえず8月序盤まで進めた印象としては
マイルドな鍵ゲーという感じで、
頭のおかしいギャグは少ないもののまずまず面白い。
あと女の子は可愛いですね(これ大事)

ひとまず自力コンプを目指してまったり進めていきます。
2020/06/03

スズキ・スイフトスポーツ 試乗感想

スイストスポーツ、2回目の試乗してきました。

と書いている最中に調べて気付いたのですが、
自分、1回目の試乗時の感想書いていませんね。
正直、前に試乗した時はあまり印象が良くなかったので
めんどくさくなって書かなかったのかもしれません…。
まあそれは置いといて今回の感想です。

うーん、よく出来た車ではあるんですよね。
1.4ターボはパワフルだし高速でも回さず追い越しできる。
足は硬めでも角は丸められていて段差の不快感はほぼなし。
ハンドリングも素直でコントロールしやすいです。
この辺りは分かり切っていることなのでここからは欠点。

まずシートが微妙に合わないんですよね。
旧型スイスポよりホールド感は増しているんですけど
そのせいで合わなさも増してしまったような。
2時間座りっぱなしでどこか痛くなるわけではないので
致命的ではないのですが、なんか座り心地が悪い。
シートにホールド感求める人は買い替えるでしょうし
純正シートはもうちょっと緩めでも良かった気がします。

他には斜め後ろの視界の悪さ。
これまでよりシートが外寄りになったせいか
右後ろを見るとBピラーに遮られてほとんど見えません。
左後ろにしてもドアノブのせいで窓の幅が小さいですし、
ドアミラーも小さめなのですこぶる視界が悪いです。
MCでBSMが装備されたのは良かったですけど、
ワイドミラーの設定も欲しかったですね。

あとは燃料タンクの少なさ。
自分は給油せずにひたすら走りたいタイプなので
スイスポの燃費なら容量42は欲しかったところです。
高速100㎞ぐらい走った印象では航続距離は600㎞弱。
やっぱもうちょい容量欲しいなぁ。

とまあそんな感じで色々と欠点を並べてきましたけど、
現時点での乗り換え候補としては第1位です。
自分の使い方ではヤリスの方が向いてるんですけど、
スイスポの排ガスの汚さを考えると次期スイスポでは
欧州で売ってるパワーダウン版HVになりそうですし、
この価格でこのパワーを楽しめるのは今だけっぽい。
対して現行ヤリスは出たばっかりで5年後か7年後に
乗り換えるとしても普通に売ってそうですし、
スイスポから乗り換えることも可能なはず。
そんな若干消極的な理由から今のところはスイスポ狙いです。
2020/05/27

『人間に向いていない』黒澤いづみ 感想



引き篭もりが突然異形に変化する奇病が発生。
ただでさえお荷物だった家族が異形に変化したとき、
果たして周りの家族はどう対応するのか…。
そんな設定で現代の家族関係を掘り下げた作品ですね。

主人公となるのは、引き篭もりの息子が
人間と虫が混じった異形に変化してしまった母親。
法律的には異形となった時点で死亡扱いになるものの、
それでも諦められず一緒に生活しながら
様々な人物と関わることで、自分にとって
息子とは何なのか掘り下げて行く…という流れです。

異形となった息子をあっさり見捨てる父親。
娘が異形になってしまった若い母親。
そして異形の身内を持つ親たちの互助会。
このような異形への態度が違う人たちと交流させて
主人公の考えを深めていくという構成は分かりやすい。
異形となってしまった時点で死亡扱いなので
殺してしまっても無罪というのはシビアな設定ですが、
無罪でも子殺ししたという事実は消えないわけで、
そこら辺の苦悩はやはり人間らしさだなと。

ラストは母親の献身で子供が元に戻るわけですが、
その献身が出来ないような家庭は崩壊し続けており、
家族関係のままならなさを感じさせられる内容でした。

と最後まで読んで気付いたんですけど、
これメフィスト賞受賞作品だったんですね。
よくまとまった素人離れしてる作品だとは思いますが、
メフィスト賞にしては優等生的過ぎる印象で驚きました。
2020/05/05

『MECHANICA―うさぎと水星のバラッド―』 感想

DLsiteはこちら

同人サークル『Loser/s』さんの最新作である
『MECHANICA―うさぎと水星のバラッド―』の感想です。

物語の舞台となるのは遥か遠い未来の水星。
音楽を演奏しながら細々と生活する主人公は、
ある日、福引で超高性能メイドロボを当ててしまいます。

万能だけどプライド高めなメイドロボ・メカニカ。
彼女とのラブコメが始まると思いきや、突然崩壊する宇宙。
そのまま3日前に飛ばされた主人公とメカニカは、
最後の3日間を繰り返しながら宇宙崩壊の謎に迫ることに…。

このゲームを表す言葉は、SF、セクハラ、音楽ですね。
SFという面では未来の水星が舞台というだけでなく、
人間やめてそうな登場人物が多いという点でも面白い。
メイドロボでも高度な知性があると認められれば
人権が認められるという設定もワクワクします。

音楽で人の心を開いて手がかりを得るシステムも楽しい。
作中で使用されている楽曲は粒ぞろいですし、
脇役たちもそれぞれ重めの過去を背負っているので、
彼らの物語もSF短編としてなかなか読み応えがあります。
包丁ウサギのエピソードはめっちゃ寂しくて好き。
他はクトゥルフおじさんの存在も神話が
遠い未来でどうなってるか考えさせてくれて好き。

音楽を演奏するためにはメカニカにセクハラして
音楽パワーをゲットする必要があるというシステムは
いかにもエロゲー的ですが、メカニカの好感度に応じて
セクハラへの対応が変わるというのは良いですね。
セクハラもエッチシーンもあっさり気味ではあるのですが、
両方合わせるとかなりの数になり、恋人同士が
楽しんでイチャイチャしている雰囲気が伝わってきます。
ラストの盛り上がりも凄く、これまでの話が
音楽を通じて次々と繋がっていく演出は鳥肌ものでした。

惜しかったのはヒントが分かりにくいことと、
シーンや音楽を鑑賞するモードがないところですね。
シナリオはフローチャートで確認できるようにして、
そこでヒントやシーン回想もできるようになれば
もっと便利になったような気がします。


まとめ。
非情に気持ちのいいSFエロゲーでした。
主人公はダウナーだけどいい奴ですし、メカニカは可愛い。
退廃的な寂しさの中に暖かさを感じさせる雰囲気は
スチームパンクに通じるものがありますし、
宇宙の崩壊を止めるために平穏な日々を過ごすという
一見相反したテーマも見事に書ききったと思います。

同人ゲームですしボリューム的に小粒ではありますが、
大作ゲームに匹敵するカタルシスを得られる作品でした。