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2019/02/16

『コードギアス 復活のルルーシュ』 感想

見てきました!
TVシリーズはあれはあれでよい終わり方でしたけど
やっぱビターエンド的なやるせなさは残っていたりして、
モヤモヤを抱え続けてきた人は多いのではないでしょうか。
本作はそんな気持ちに見事に応えてくれる映画だったと思います。

内容としては、とにかくC.C.が可愛いということに尽きますね。

…つーかほんっっっっと可愛過ぎてやばかった!!!!

自分はギアスヒロインではC.C.派だったので死にました。
全ての感想が吹き飛んで「ルルC.C.最高」だけが残るレベルです。
いや見る前からC.C.が正妻というのは聞いていましたけど、
まさかここまで凄まじい破壊力だとは思ってなかったですよ…。

まず序盤、壊れたルルーシュを連れて世界中を回るシーンだけで
「もう無理…しんどい」ってなりますし尊さが強過ぎる。
何もできないルルーシュを食べさせ、荷物を持ち、
危険からは守るという母親ムーヴでもういきなり泣きそう。
前情報でバブみを感じるとは聞いていたんですけど、
思っていたレベルを遥かに超えていました。
劇場で何度のたうち回りそうになったことか。

ルルを連れて旅してたのがカレンにバレた時のC.C.の挙動が
親にえっちな本見つかった時と同じで笑いました。
ルルーシュを復活させたことをカレンに攻められて
完全に自分の身勝手故だと返すところもいいですよね。
こうね、周囲だけでなくルルーシュ本人にとっても
死なせておいた方がいいのかと思いつつも、
自分の気持ちのため復活させようとしているのがたまらんです。

ルルーシュが復活してからの正妻っぷりも完璧で、
空気を読むべきところ出てくるはしっかり読みつつも
要所要所ではルルーシュをサポートしてるところが素晴らしい。
やっぱこの二人には複座ナイトメアが似合うよ。
更にルルーシュがヘタれそうになったときに銃口を向けて
自分の想いを叫ぶシーンがこれまたエモいんですよね…。

ラスト、C.C.がナナリーと和解したルルーシュを置いて
一人で去っていくところはホント期待通りでしたし、
心の中で「ルルーシュ行け!行け!」って思ってたら
ルルーシュが追っかけて来たところでこっちも涙腺崩壊ですよ。
もう一生二人で幸せになってくれってもんですよ。
ホント自分のカプ厨的好みを刺激しまくってくれる作品でした。
満足し過ぎていまだに思い出したらクラクラしてきます。

この映画の殊勲賞は間違いなくC.C.でしたけど、
他のキャラも締めの映画に相応しく活躍してましたね。
TV版だと悲劇的な別れ方をしたキャラたちが
一丸となってナナリーを助ける展開はまさに最終決戦。
ルルーシュが生きてたと分かった時にスザクが
嬉しさ混じりでマジ切れしてるシーンはエモかった。
実際ルルーシュは死んでたので騙したわけではないですけど、
それでも黙って殴られるルルーシュがまた良い。
そうだよな…お前たちはそういう関係だよな…。

カレンと咲世子とロイドもめっちゃ出番多かったですね。
素直になったカレンの反応には癒されます。
こやつもなんだかんだでC.C.とはいい友達だよなぁ。
咲世子は生身戦闘が非常に多かったですし、
ロイドもやたらと激戦区に放り込まれてメガネ大活躍でした。

スザクとカレンがデカブツで出撃して苦戦…かーらーの
パージ無双は相変わらずのバケモノっぷりで痛快。
パージする前のカレンの平謝りにはめっちゃ笑いました。
大量のザコを相手にしつつボスまで落とした
コーネリアとギルフォードの活躍も十分過ぎますし、
逆転のヒントを出した扇と玉城もナイス。


いやはや、個人的には大満足の作品でした。
ルルC好きとしてはホント、よくやってくれたとしか。
限られた時間内での強引な展開や出番の偏りはあるので
流石に万人におススメとまでは言いませんが、
ルルーシュとC.C.のゴールが見たい人にはおススメ、
ルルC好きなら絶対に見とけってレベルでしたね。
映画館で尊さのあまり悶えそうになったのは初めてかも。
10年経って推しカプがハッピーエンドを迎える…
こんなことがあるからオタクは辞められないですね。
2019/02/11

『シロナガス島への帰還』 感想

公式はこちら
前々から自分の周囲でちらほらと話題になっていた
『シロナガス島への帰還』をプレイしてみました。

今回は久々に同人ゲームの感想となるのですが…
いやーめっちゃくちゃ面白かったですね!
内容としてはハードボイルドアドベンチャーという感じ。
孤島での殺人事件といったミステリー臭溢れる序盤から
謎が謎を呼ぶ中盤、そしてSF要素が混じってくる終盤まで、
一気にプレイさせてくれる良作でした。

まず何といっても主役コンビが良い。
ちょっと抜けてるけどタフでめげないおっさん・池田と、
完全記憶能力を持つコミュ障少女・ねね子のコンビが絶妙です。
基本的に話を転がしていくのはアクティブな池田で、
ねね子は基本的に泣き言ばかり言ってるのですが、
そんなねね子がここ一番で見せる踏ん張りが実に素晴らしい。
なんだかんだで池田に対してデレッデレなんだよなぁ。
彼女の本気が見られるDEAD ENDは必見ですよ。

そんなねね子の可愛さも素晴らしいんですけど
池田のタフさも凄いんですよね…いやホントなんなのレベル。
肉体的にも精神的にはタフだしこれは心強いわ。
どうやら過去に色々あったらしいですけど、
そこはぼかすのがハードボイルドな男ということでしょう。

ストーリーの方はというと完全な本格ミステリーではなく
普通に怪物とか出てきたりするのですが、
アドベンチャーゲームとしてみればめっちゃ面白いです。
推理ありアクションあり萌えありで非常に贅沢で満足度が高い。
特に後半の追い詰められっぷりはまさにホラー映画でした。

クリック操作による調査パートやギミック解除は懐かしい。
この手のシステムを触ったのは久々なのでワクワクしました。
難易度についてもほぼちょうどいいレベルだったのですが、
爆弾だけは最初の判定がシビアでちょっと難しかったですね。


まとめ。
これで500円は安過ぎる!
キャラ良しシナリオ良しなので2980円ぐらいなら出せます。
落ち着いた序盤からどんどん話を広げていく構成も見事ですし、
タイトル回収も「ここで来るかー」と感心させられました。
クリアした後の爽快感も見事で満足感も高く、
とりあえずプレイしてみろ!と言える良作だと思います。
これは是非とも続編を出して欲しいところですね。
2019/02/08

『探偵は女手ひとつ』深町秋生 感想

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北国山形を舞台におばさん探偵の活躍を描く短編集。

主人公が元刑事というのは探偵物ではよくある設定ですが、
方言バリバリのおばちゃんというのは珍しい気がします。
この手の方言会話ってやり過ぎると読みにくいのですが、
この本の場合は特にそういうこともなくスラスラ読めました。

事件の内容としてはまさに地域密着という感じで、
果実泥棒から売春、ストーカーなど、
身近でお発生してもおかしくない事件を扱っています。
調査方法はとりあえず対象にGPSを仕掛けて
ストーキングなのでワンパターンではあるのですが、
実際それで大体の問題は解決するので問題ないとも言える。

しかしこの小説を読んでいると
探偵の仕事とは事件を解決することではなく、
事件が大きくなる前に関係者間で適度な落としどころを
模索することでは…と改めて思えてきますね。
いや、実際事件が起きてから解決する名探偵よりも
ずっと世間の役に立っていると言えるんですけど。

おばさん探偵でありながらその強かな立ち回りが
ハードボイルドを感じさせる面白い作品でした。
2019/02/05

『天下一統 始皇帝の永遠』小前亮 感想

天下一統 始皇帝の永遠
小前 亮
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タイトル通り、始皇帝の一生を描いた物語。

始皇帝の物語と言いながらも始皇帝の人間描写は薄めで、
呂不韋や李斯、その他の将軍たちの方が
まだ人間らしさを感じられる描写になっています。

これは始皇帝が幼少期に愛を知らずに育ち、
天下統一や不老不死といった偉業にしか
興味を持てない人格に育ってしまったせいなのか。
そう人間描写もありだとは思うのですが、
始皇帝の物語としてはちょっと物足りなかったですね。
あれだけ自分で政治することにこだわった始皇帝が
後継に傀儡を選ぶところは皮肉が効いていて好きですが。

一方で呂不韋や李斯の政治闘争や
王翦を始めてくる前線の将軍たちの物語は分かりやすく、
物語にメリハリを添えてくれるので読みやすい。
ただ、こちらに関しても普通に面白いものの、
小説としての新鮮な驚きは薄いように感じられました。
天下統一への流れは普通に書くだけでも面白いのですが、
それだけにもう少し掘り下げが欲しかったところです。
2019/01/30

『under the bridge』堂場瞬一 感想

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堂場 瞬一
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ニューヨークを舞台に市警の突入部隊に所属する刑事と
元警視庁所属の日本人刑事が謎を追うハードボイルド小説。

冒頭、銃を使った立てこもり事件が発生し、
即座に突入を決断して犯人を撃ち殺すという展開は
舞台がニューヨークというのを実感させるにはいい演出。
そこから突入部隊の刑事・ブラウンと
警視庁から追い出された刑事・濱崎が別のルートから
事件を追っていくという流れになるのですが、
突入部隊ゆえに捜査慣れしていないブラウンサイドの
ぎこちない捜査は面白かったものの、
濱崎側はなんというか、中途半端な感じでした。

事件に食らいつくというのはいいんですけど、
尾行はバレるしブラウンとの連携はグダグダだし
迂闊に飛び出して撃たれるしでいいところがない。
ハードボイルドにはお間抜けなシーンも付き物ですが、
流石にいいところがなさすぎるような気がしました。

球団買収という大きなネタを扱った割にはオチもお粗末。
真相を知ってるヤクザは簡単に死んじゃいますし、
残された犯人による自白もないので
なんともスッキリしない後味になっています。
ニューヨークネタが結構出てくるので観光小説としては
退屈しないのですが、物語としては微妙な感じでした。