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2020/12/20

猫の話

2020年12月17日、うちの猫が亡くなりました。
死因は猫ではよくある腎不全。
赤ちゃんの時にうちに来てから14年と5か月。
本当にたくさんの癒しを与えてくれました。
思い出が薄れないうちに、印象的だったことを書きます。

まずは生まれて4ヶ月後に初めてうちから脱走したこと。
もう帰ってこないかと諦めかけたものの、
半日するとケロリとした顔で窓から入ってきました。
そしてそれ以降、日常的に脱走と帰宅を繰り返すことに。
それでも絶対に迷子にはならない偉いやつでした。

でも一度喧嘩に負けて顔とお腹にケガしたこともあったなぁ。
そのときは帰って来るなり天袋に引き篭もって、
治療してやろうとしても威嚇しまくってましたね。
数時間たったら警戒も解けて出てきましたけど。

ビニール袋が大好きでよく顔を突っ込んでいたのですが、
持ち手の部分に顔が引っかかったこともありました。
そのままのたうち回って壁に激突しまくったため、
それ以降、うちでは持ち手のある袋はすぐしまうことに。

基本的にトイレはしっかりしている猫でしたけど、
それとは別に新聞紙の上でおしっこするのが大好きでしたね。
新聞紙をしまっていればトイレでしてくれましたけど。
新聞紙の感触が好きだったのかな。

家族に対してはベタベタ甘えてきましたけど、
他人に対しては本当に臆病でしたね。
獣医の先生には散々噛み付いてご苦労おかけしました。
うちに親戚が来た時も押し入れの奥に避難してたなぁ。

偏食でちゅーるは大嫌いでしたね。
そのせいで末期の餌やりには苦労させられました。
代わりにリンゴやニンジンは大好きで、
冷蔵庫を開けただけでトコトコ近寄ってきましたね。

10歳を超えた頃から本当によく喋るようになった。
家族の顔を見たらにゃーにゃ―話しかけますし、
家族同士で会話してても会話に入ってくるようになりました。
いつか日本語を話すようになるかもと期待してたんですよ。

部屋を暗くすると野性が目覚めるのか、
いつも私の足に噛み付いてたのもいい思い出。
長ズボンだからケガしなかったけど、
あの軽い痛みももう二度と味わえないんだなぁ。

最後の方は1.5㎏まで体重が減りましたけど、
それでも自力でトイレに行ってたのは感心した。
流石にラスト数日は寝たきりでしたけど、
自分もなるべく寝たきりにならずに死にたいものです。

死ぬ数日前から何度か激しく痙攣しましたけど、
その度に身体を撫でて名前を読んだら生き返りました。
猫からすれば早く死にたかったかも…とも思いますが、
そこは呼びかけに答えてくれたんだと思いたいです。

亡くなったのはちょうど自分の仕事が終わった直後。
帰宅途中で家族から連絡がありましたけど、
もう少しだけ頑張ってくれれば死に目に会えたのにな…。
でもここまで十分頑張ってくれたので良しとしないとね。
仕事中に連絡があったら仕事どころじゃなかったですし、
木曜に死んで、金曜にいっぱいお別れして、
土曜に火葬できたのでちょうど良かったかなと。
最後まで飼い主孝行な子でした。

自分は泣きゲーで泣けない人間だったんですけど、
猫が余命宣告されてからは何度も泣いちゃいましたね。
こんなに二次元よりもリアル寄りの人間だったんだと驚き。
もちろん、死んだときには涙と鼻水がドバドバ出ました。
あと、自分が意外と介護できる人間だったのも驚きでしたね。
汚物処理は確かに汚いとは思うんですけど、
猫のためと思えば意外と抵抗なくできるもんでした。


とりとめのない内容になってしまいましたが、こんな感じです。
決して軽い気持ちで飼い始めたわけではないのですが、
いざ終わってみると事前には想像できなかったぐらい、
自分の人生に影響を与えてくれました。
今はただただ感謝しかありません。

みんな、猫はいいぞ。
2020/11/28

『呉漢』宮城谷昌光 感想

光武帝配下の雲台二十八将の二位、呉漢の物語。

下層の農民から光武帝政権の最重臣まで上り詰めるという
サクセスストーリーなのですが、主人公である呉漢が
功名心が薄く落ち着いた人格なところは宮城谷さんらしい。

物語の前半でオリジナルキャラやエピソードを盛って
物語として楽しめるように作るのも宮城谷さんらしさですね。
まず様々な特技を持つ仲間を集めてチームを作り、
それを中枢として兵を率いるようになるという流れは
いつもの流れはあるんですけどワクワクさせられます。

オリキャラの中でも特別なのは呉漢の師匠ともいえる祇登。
呉漢と出会った頃は知識と頭脳こそあるものの
仇討ちに囚われ、性格も少し捻くれていたのですが、
呉漢の中にある大器に魅せられてからは
教養のない呉漢をサポートすることが生きがいになります。

こいつを育てていけば面白い光景を見られるかも、
程度の考えで呉漢を育て始めた祇登ですが、
呉漢が成長するにつれて祇登が持っていた
捻くれた部分も消えていくのは良かったですし、
最終的に祇登が呉漢を庇って死ぬというのもエモい。
この祇登の生き様は物語として綺麗に纏まっていて
宮城谷さんのキャラの中でも心に残る存在になりました。

久々に宮城谷さんの作品を読みましたが、
この爽やかさと広大さを感じさせる作風はやっぱ好きですね。
2020/10/26

『恋愛×ロワイアル』体験版 感想

公式はこちら

ギャグゲーメーカーASa Projectの最新作である
『恋愛×ロワイアル』を体験してみました。

ASaプロといえばハイテンションギャグが特徴ですが、
今作はいつもより更にテンション高めに感じましたね。
主人公は割と落ち着いているんですけど、
とにかくヒロインとサブキャラがやかましい。
個人的にはもう少しだけ抑えてくれた方が疲れないかな。

プレイ中はだいたいそんなことを考えていたのですが、
最後のどんでん返しにはやられました。
主人公と親友の陰キャ、そして一番やかましいピンク髪が
それぞれ腹に一物抱えていることが判明して
俄然、先が気になる終わり方になっていましたね。

このどんでん返しは面白かったんですけど、
それだけにヒロインの中ではピンクがリードした印象。
幼馴染と過去の事件という切り札が強過ぎます。
他の会長、妹、アイドルも非常に可愛いのですが、
それだけにピンクの圧勝となるのは惜しい気も。
恋愛バトルロイヤルを名乗るからには、
しっかりと4人互角の戦いを見せて欲しいところ。
ピンク以外の3人にピンク並みの切り札があるかによって
この作品の評価が決まることになりそうですね。


まとめ。
ちょっとテンション高過ぎな感はあるものの、
ワチャワチャしたラブコメとして面白かったです。
ヒロインたちはみんなお馬鹿で可愛いですし、
ヒロイン視点が多いのも好みなので現時点では購入予定。

あとは上でも言った通り、ヒロイン4人がガッツリ
互角の戦いを見せてくれることを祈っています。
2020/10/23

『ハミダシクリエイティブ』 感想

公式はこちら

『まどそふと』の新作である
『ハミダシクリエイティブ』の感想です。

うむ、スッキリと面白かった。
引き篭もりとか対人恐怖症とか兄妹恋愛とか、
ところどころで重くなりそうな気配を感じさせつつも、
ある程度掘り下げたところでスパッと方向転換して
コメディ展開を維持したところはナイスでしたね。
これぐらいなら謎シリアスと言われることも少ないはず。

ヒロインたちが声優や神絵師など才能の塊なのに対して、
凡人主人公がどう活躍するのか気になっていたのですが、
そこはヒロインを支える一般人という感じで
それなりに無難なところに落としたなと。
つい最近もありましたが、有名人と結婚する一般人って
こういう立場を確保しているのかもしれません。

ヒロインの中では横暴さが目立っていた詩桜先輩ですが、
話の後半ではしっかりと逆転してくれましたね。
主人公に対してきつかった理由もフォローされましたし、
後半のイチャイチャっぷりはストレートに可愛かったです。
もちろん妹と絵師とVtuberも可愛かった。

難点はクライマックスでの盛り上がりですかね。
ヒロインの才能を生かすとはいっても所詮は文化祭なので、
どのルートも小粒な盛り上がりだった印象はあります。
こういう凄い朗読や歌をクライマックスにするタイプは、
作中の盛り上がりにプレイヤーを共感させるのが難しい。
文章で歌の凄さを感じさせるのは至難ですからね…。

その点、文化祭描写が消える詩桜先輩ルートは
盛り上がりこそないもののイチャラブの濃度は高く、
エロゲーとしての満足度は意外なほど高かったですね。
この辺りはエロゲーとしての話作りの難しさだなと。


まとめ。
手堅く楽しめるラブコメでした。
盛り上がりに欠けるとは言ったものの、
日常の楽しさやヒロインの可愛さを考えると
全体の評価としては十分に満足の行くものだと思います。

性癖的にはもうちょっとヒロインを曇らせて欲しい…
と思わなくもないのですが、それをやると万人向けには
ならなくなっちゃうでしょうし、この辺りが正解でしょう。
あと一歩で重くなり過ぎそうなところで切り返す感覚は
このライターさんの武器の一つではないかなと。

甲木順之助さん、名前を憶えておきたいライターですね。
2020/09/18

『ハミダシクリエイティブ』体験版 感想

公式はこちら

『まどそふと』の新作である
『ハミダシクリエイティブ』を体験してみました。
1か月半ぶりの記事です、ええ、ちょっとさぼってました。

さて、今回のハミダシの基本的な流れは、
陰キャオタクな主人公がくじ引きで生徒会長に選ばれ、
ヒロインたちとともに生徒会活動を行うというもの。
設定的には主人公がちょっと気持ち悪いオタクであることと、
ヒロインたちもオタク気味であることが特徴でしょうか。
とはいえヒロインたちは声優、神絵師、vtuber、
そして小説家というエリートオタクばかりですけど。

主人公はやるときはやる面もあるものの
陰キャオタク要素もあるので好き嫌いは分かれそう。
既に各分野で大成しているヒロインたちと比べると
どうしても見劣りしてしまうのは難しいところ。
ヒロインは妹・妃愛や後輩・あずみは直球で可愛いですが、
同級生・華乃は情緒不安定でめんどくさいですし、
先輩・詩桜に至ってはちょっと我が強過ぎるような気が。
自分はめんどくさい娘好きなので華乃は行けるものの、
詩桜先輩についてはちょっときつかったですね。

ただ、そんな感じで引っかかる部分が多かったものの、
テキストが軽快なので最後までサクサク読めました。
一部ではライターがかつて色々書いてた篁葉月さんでは、
という声もありますが、その可能性もなくはない感じ。
篁葉月さんの作品はLove Sweetsをプレイしましたけど、
会話の独特なリズムが似ているような気がしますし、
主人公の感情の起伏や、妹溺愛っぷりも似ている。

しかし全体的に緩くて癒し系だったラブスイと比べると
コミュ障や生徒会といった重めのテーマがあるせいで
誰得シリアスに傾きそうなのは不安点ですね。
体験版最後でまた生徒会がバラバラになりましたけど、
ここから再結集する流れを面白おかしく見せないと
話が進まなくて退屈してしまいそうな気も。


まとめ。
テキストのノリは好み。
会話のキャッチボールが凝っていて退屈しないです。
ヒロインについては兄に甘くて距離が近い妃愛、
気が強いのに打たれ弱い華乃、天使な後輩あずみは
文句なしに可愛かったのですが、詩桜先輩がなぁ。
もう少しマイルドな小悪魔系なら良かったんですけどね。

久々にエロゲーを買いたい気分ではあるのですが、
購入確定とするにはちょっとだけ引っかかる作品でした。