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2022/05/07

仮面ライダービルド 感想

エグゼイドに続いてビルド完走しました。
自分はビルド終盤に平成ライダーに復帰したので、
ビルドを最初から通して見るのはこれが初めてです。
今回はエグゼイドから続けて見たということもあって、
前作と違うことをしようとしているのがよく分かりました。
なので、主にエグゼイドと比べてどこが気になったか、
感想を書いていこうかなと思います。

まず思ったのは、ビルドは2号ライダーの登場が遅いこと。
エグゼイドは序盤から3人ライダーが絡んでたのに対して、
ビルドのクローズ登場は1クール終盤でしたね。
そのせいで序盤のスピード感はビルドの方が遅いのですが、
戦兎や東都の謎についてはじっくり掘り下げていたので、
結果的には一長一短になっていたと思います。

エボルトという存在もエグゼイドとの違いでしょう。
物語をかき回すトリックスターという点では
檀黎斗に少し共通点があるといえなくもないですが、
最初からレギュラーとして登場し続けたのに
ラスボスにまでなったというのは大きな違いです。
途中で戦兎たちを鍛えるような行動も多かったですし、
もしリアルタイムで見ていたら最後は味方になると
思い込んでしまってたかもしれません。

主人公の内面に第二の自分がいるというのは
エグゼイドとビルドの共通点と言えるでしょう。
とはいえ、パラドは登場人物の一人として
積極的に物語に絡んでライダーに変身していたのに対し、
葛城巧は過去の重要人物でこそあるものの、
人物としてはあまり動きがなかったのは大きな違いかと。
ともすれば被ってしまいそうな設定なだけに、
しっかりと違いを出していたのは上手いと思います。

話のメリハリについては、ビルドよりも
エグゼイドの方がハッキリしていたような気がします。
例えばエグゼイドの貴利矢死亡はショッキングでしたが、
ビルドの三羽ガラスについては3回に分けたこともあって
なんだかダラダラとした展開に感じてしまいました。
噛ませ犬として3回便利に使われた感が強いのがね…。

ビルドでスッキリすることが少なかったのは
エボルトが終始暗躍していた影響もありますね。
北都も西都もエボルトの掌の上で転がされているだけで、
両国首相共に敵として魅力のある存在ではなかったですし。
黎斗やパラドが敵ライダー兼ボスだったのと比べると
どうしても見劣りしてしまいました。

そんな感じで話の作りはエグゼイドの方が好きなのですが、
逆に設定面ではビルドの方が好きだったりします。
日本が三つに分断されているというのは面白いですし、
エグゼイドのレベルインフレが結構雑だったのに比べると
ビルドのハザードレベルは適度に抑えられていたと思います。
総合的にはエグゼイドに軍配を上げますが、
両作品とも一気に見てしまうほど楽しめる作品でした。
2022/04/23

仮面ライダーエグゼイド 感想

アマプラで無料配信していたので一気に見ました。
ドライブ~ビルド途中まではライダーから離れていたので、
今回エグゼイドが無料配信されたのはとてもありがたいです。

エグゼイドと言えば頭身の低いデザインもあって
軽めでコメディチックな内容か思っていたのですが、
ちゃんと平成ライダーらしさのある作品でしたね。
自分にとっての平成ライダーの魅力って
謎が謎を呼ぶ展開と敵味方が入れ替わる人間関係なのですが、
エグゼイドはその両方を摂取することができました。

エグゼイド、ブレイブ、スナイプのメイン3ライダーが
だいたいギスギスしているところは
初期平成ライダーっぽさが感じられましたが、
3人とも人を救いたいという根底が共通しているので
殺伐までは行かない絶妙な雰囲気になっていたと思います。

貴利矢と檀黎斗が死んで復活するのは面白かった。
特に檀黎斗は本人の奇行に加えて残機多いのが面白過ぎて、
多くの人にネタキャラとして愛されるのも納得でした。
残機というゲームネタを個性に落とし込んだのはお見事です。

パラド、グラファイトというバグスター組も良かったですね。
パラドはもう一人の主人公にしてライバル、
そして共闘する仲間になるという王道が気持ちいい。
グラファイトはライダーでこそないものの、
ライバルキャラとして爽快な散り様を見せてくれました。
パラドやポッピーに対する友情には泣いた。

クロノスはどうしようもないクソ野郎なので
ラスボスキャラとしては良い性格でしたが、
登場が早過ぎたせいでしつこく感じられました。
ハイパームテキが登場してから結構ボコられたのも
ラスボスとしての格を落とした原因かもしれない。

今回、初見ライダーを一気に見るという形を
初めて経験してみたのですが、とても楽しめました。
序盤の記憶が残ってる状態で完走できるのはとても良いです。
年を取ると1週間に1話を1年間見るよりも、
数日で一気に完走する方が楽しめるのかもしれません。
こういう見方が出来るのも動画配信のおかげですね。
ドライブやゴーストも配信され次第見てみたいと思います。
2022/04/03

『戀童夢幻』木下昌輝 感想

戦国時代の衆道関係、念友に焦点を当てる…と見せかけて
実際にはこの時代に花開いた文化芸術に関する連作小説。

主人公となるのは森蘭丸、梅若太夫、
千利休、不破万作、そして徳川家康の5人。
この5人それぞれに関係する大事件の裏には
実は謎の踊り手・加賀邦ノ介が絡んでいたという、
他では見られない切り口の作品となっています。

小姓から芸術家まで立場が全く違う主人公たちですが、
話に共通しているのは芸術が絡むことですね。
最初の森蘭丸、梅若太夫の話で衆道のドロドロした
嫉妬描写が多かったので衆道の話かと思ったのですが、
終わってから考えると衆道文化を掘り下げてたのかなと。
千利休あたりは完全に文芸面での戦いの話でしたし。

加賀邦ノ介の正体についてはこじつけと思うか
そう来たかと思うかは微妙なところかもしれません。
個人的にはいい意味で裏切られましたけどね。
それより最後の話の徳川家康の小物っぷりがちょっと残念。
物語のラスボス的な立ち位置なんですけど
普通のスケベ親父っぽさが強くて盛り上がりに欠けました。
文芸は権力を超えるというオチ自体は好きですけどね。

そんな感じで衆道描写が非常に多いので癖がありますが、
他の小説とはちょっと違う戦国時代が楽しめる作品でした。
2022/03/24

『乱都』天野純希 感想

応仁の乱から戦国時代にかけての京都を舞台にした連作小説。

お題として選ばれたのは畠山義就、細川政元、大内義興、
細川高国、天文法華の乱、足利義輝、足利義昭と多種多様。
これらを題材にした作品が時代の流れ通りに並べられていて、
それぞれの話の繋がりがあるのが面白かったですね。
どの話も面白かったのですが、全部感想書くと長いので
特に印象的だった話だけピックアップしてさらっと書きます。

畠山義就は一代の傑物として書かれていますね。
何度も追い詰められながらも武力知略を尽くして立ち向かい、
幕府を敵に回しながらもついには討ち取られなかった英雄。
一時は天下人を目指してそこには届かなかったものの、
自分の国を築きそこそこ満足死ぬという生き方は憧れます。

大内義興の生き方もまた一つの理想でしたね。
天下人になれる器でありながら危ない賭けには出ず、
的確に状況に対応して京への執着もなく帰国する。
負け惜しみでなく本心から京より山口が好きと言えるのは
これもまた一つの強さなのではないかと感じました。

天文法華の乱を一般市民視線で描いていたのは新鮮。
戦への恐怖と高揚、損害と利益が混ざりあった結果、
制御不能な大乱に育っていくのは恐ろしいです。
民衆の生活が今より不安定だったからこそ、
戦の旨味に吸い寄せられる人間も多かったんでしょうね。

足利義輝は自分の立場に対して終始イライラしていたものの、
最後の最後で自分の本当の望みに気付いたのが良い。
建前をすべて捨てて最後に残ったのが
日本の頂点に立ちたいという願いだったのは
シンプルなだけに純粋さが感じられて爽快感がありました。
2022/02/16

『MOTHER2 ギーグの逆襲』 感想

めちゃくちゃ今更なのですが、MOTHER2をクリアしました。
アラフォー世代ならプレイした人は多いと思うのですが、
自分はこれまでプレイしたことがなかったんですよね。
それが今回たまたまSwitchに降りてきたので、
この機会にオタク的教養を高めるべく挑戦してみました。

で、クリアした感想なのですが。
いやー、変なゲームでしたね。
ゲームの構造としてはRPGなのですが、雰囲気は独特。
子供たちが主人公な割に話や設定には毒が混じっていて、
これは子供の頃にプレイしていたら衝撃だったろうなぁと。
メカに改造されてラストダンジョンに向かうところなんて
普通に怖くてちょっと引いちゃいましたからね。
ラスボスの人格崩壊っぷりもホラーでしたし。

あと「スターマン」とか「どせいさん」とか
スマブラでしか知らなかったキャラクターの原点を
ようやく知ることが出来てスッキリしましたね。
スターマンって重要キャラかと思っていたんですけど
普通に雑魚としていっぱい出てきてビックリしました。

RPGとしてはHPがゼロになるまでに回復すれば
生き残ることができるのは面白かったですね。
あと昔のRPGっぽくたまに雑魚相手でも瞬殺されたりとか
ボス攻略法がヒントなしだと分かりにくかったりとか、
割と戦闘の難易度は高めに感じられました。
逆にペンシルロケットの強さはやばかったですね。
噂では聞いていましたけど、噂以上の強さでした。

そんな感じで、今までプレイこそしていなかったものの
ゲームについての断片的な知識はあったのですが
今回原作に触れることで裏付けできたのは良かったです。
オンリーワンな世界観のあるゲームだと思いますし、
名作、あるいは迷作と言われるのも納得な内容でした。
さて、次はどんなレトロゲームをプレイしようかな。